ラブ(@Lab_tainan)です。
2025年5月10日、統一ライオンズが富邦悍將と対戦する一戦を花蓮縣棒球場で観戦してきました。
台湾東部開催の貴重な試合で、観戦だけでなく花蓮の街やグルメ、遠征の楽しみもセットで満喫する絶好の機会でした。
地方開催ならではの独特な雰囲気や、台南とは違った応援文化にも期待を抱きながら現地へ向かいました。

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東北地方出身。2022年から台南に単身赴任中。
TOCFL(華語文能力測験):基礎級(Level 2)
統一ライオンズの観戦歴は20回以上。邱智呈、胡智為、Yuki、艾璐推し。
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基本情報
- 日時:2025年5月10日
- 観客数:5,320人
- 場所:花蓮縣棒球場
- 対戦相手:富邦悍將
- 座席位置:一塁區A3-5排3號
統一ライオンズ(統一獅)とは台湾プロ野球(CPBL)が始まった1989年からある老舗チームで、台南を本拠地にしています。チームカラーはオレンジ!
親会社は台湾のセブンイレブンを経営している統一企業。
シーズン優勝は17回、総合優勝は10回とCPBLで2番目に優勝経験のある球団です。
チアリーディングチームはUni-Girls(ユニガールズ)、
マスコットは萊恩(ライアン)と盈盈(インイン)。
観戦前の準備
花蓮縣棒球場とは?

花蓮縣棒球場は、台湾東部の花蓮市にある地方球場で、最大収容人数は5,500人と小さい球場です。
(臺南市立棒球場は10,000人なので約半分)
普段は使用頻度の少ない球場ですが、年に数試合、CPBLの地方開催として使用されます。
QRコード入場は不可で紙チケットが必要など、通常の球場とは異なる点も多く、“レトロかつローカル感あふれる観戦体験”が魅力です。
応援スタイルや座席環境も独特で、観戦するエリアによって大きく雰囲気が異なる点も特徴のひとつです。
アクセスと移動手段
花蓮市までのアクセスは台湾鉄道(在来線)が一番楽です。
飛行機も選択肢にはありますが、便数が限られるため初心者にはおススメできません。
台北駅からであれば2.5時間前後、440TWDです。私は台南駅からで自強號3000に乗り、所要時間は4.5時間、料金は1,172TWDでした。(ビジネス車料金。普通車は810TWD)

花蓮駅から球場へはタクシーで約10分、料金は160TWD(実際の料金)。バス(305,307,1128番線)は25TWDです。距離は2キロなので頑張れば歩ける距離ですが、山に向かって歩くので地味な上り坂です。
ちなみに、花蓮市はレンタル自転車のYouBikeが設置されていません。
花蓮市内にはこの3日間の試合を告知する統一ライオンズの広告が至る所にありました。
太魯閣観光ができない状況の中、花蓮市を野球で盛り上げようとしていることが伺えます。


球場設備
花蓮縣棒球場は3階建ての建物で、3階が入場口です。
1階には当日券の販売所があります。

花蓮球場はQRコード入場が非対応のため、必ず紙チケットを発券する必要があります。発券を忘れても1階の一・三塁側のチケットカウンターで発行可能です。1階にはこれぐらいしか設備がありませんでした。

球場内一塁側には統一ライオンズのグッズ売り場がありました。

球場グルメ
場外にはセブンイレブンの移動販売車、場内には一塁側・三塁側それぞれ異なる屋台がありました。花蓮では伝統的な料理も販売されていたそうですが、三塁側まで移動する必要があり断念。一塁側はバーガーキングやポップコーンなどいつも販売しているようなメニューしかありませんでしたが、私はお気に入りの「地瓜球(さつまいもボール)」を購入できたので満足です。



チケットと応援エリアと座席
統一ライオンズの応援隊は一塁區B3です。
ビジターチームの応援隊は三塁區のD2エリアなのでD1~D4、Cエリアにもポツポツとビジターチームのファンが座っていますし、チアのお立ち台もないので統一ライオンズを応援したいなら一塁側を強くおススメします。
外野席は自由席というより(若干禿げた)芝生です。レジャーシートと虫よけスプレーの持参をおススメします。

Uni-GirlsはB2~B3エリア前方のお立ち台のみでパフォーマンスします。達平さんやYorkさんは一塁側をぐるぐる回って応援を後押しします。先ほど触れたように三塁側にはお立ち台がありませんし、Uni-Girls、達平さん、Yorkさんが来てくれることはありません。
お立ち台が台南棒球場に比べて短く、4人立つのが精一杯です。12人出勤されていましたが、4人ずつ、1イニング交代制で応援されていました。台南棒球場では4回表から6回表までUni-Girlsが居ない時間がありますが、花蓮は全イニングでパフォーマンスされていました。
私の座席は1塁區の「A3-5排3號」です。チケットはネット3月7日に450TWDで事前購入しましたが、その時点でBエリアは売り切れていました。5排(列)目以降には防球ネットで守られないので、観戦中のファウルボールに要注意です。逆に1、2排目は風向き関係なく雨に打たれるのでカッパや傘が必須になります。(風向き次第では5排目くらいまで雨に打たれます。)
観客収容人数は半分ですが、花蓮まで遠征して応援に来る熱心な統一ライオンズファンばかりなので、いつもよりも応援に熱が入ってました。(カメラ小僧が少ないのも理由の一つと思われる)


試合の内容
結論から言えば統一ライオンズはこの日、2-15で完勝しました。
活躍どころが多すぎるので私の偏見でお送りします。
今回取り上げないトピックは以下の通りです。
- 陳聖平:生涯初の5安打を記録
- 潘磊:生涯初安打&初打点をマーク
- 陳重羽:4試合連続得点中
- 統一ライオンズとして花蓮球場で5連勝中(2024年8月9日~)
- 富邦悍將戦では7連勝中(2025年4月16日~)
- 統一ライオンズとして3試合連続ホームラン(5月7日~)
メンデス頑張った
元読売ジャイアンツの蒙德茲(メンデス)が
6回を投げ被安打3、四球3、奪三振6、失点1と雨でボールが滑る中、好投を見せました。
ホームランダービー開幕
3回裏、蘇智傑の2ランホームラン(花蓮球場通算11号HRでリーグ記録)
4回裏、林佳緯のソロホームラン(この日全ての打席で出塁)
6回裏、潘傑楷の2ランホームラン(5試合連続得点中)
もう何かいろいろ凄いです(笑)
胡金龍、仕事をきっちりこなし早退
DHで出場した胡金龍。
特に2回裏、花蓮球場の全試合における累計2000本目のヒット(2塁打)で出塁すると、陳重羽の凡打のスキにホームインする漢のプレーで先制点を奪います。
続く3回裏でも2塁打、5回裏でも安打で出塁し、3打席3安打2得点と観客大満足の結果を残し途中交代しました。スタンドからは拍手と納得の空気が広がる“観客納得の下班”シーンでした。
この日の時点の打率は0.542。10試合連続安打中です。
何度でも言おう。この人今シーズン限りで引退します。
「真・洋投」高塩将樹が締める
8回から投げ被安打2、奪三振2、失点1で見事に締めました。9回表こそ失点して今しましたが、緩急をうまく使い相手のリズムを崩していました。
恒例の日本語コール「頑張れ、頑張れ、高塩」が聞けて個人的にも満足です。
Yorkさんの高塩コール(定期) pic.twitter.com/LpNZWoOt7f
— ラブ🐕🦺台南ブログ (@Lab_tainan) May 10, 2025
結論

この日の試合は、統一ライオンズの打線が爆発し、最終スコアは2対15の圧勝。
序盤から猛攻を仕掛けたライオンズは、1試合で23安打を記録しました。
これは今季最多安打の新記録で、4月11日に中信兄弟が記録した20安打を上回る圧巻の内容でした。
その中心にいたのがこの試合のMVPの林佳緯。
この日、生涯初の5安打をマークし、6打席すべて出塁(5安打1死球)というパーフェクトな内容で3打点・1本塁打の大活躍。
まさに試合のMVPにふさわしい働きで、花蓮の夜を自らのバットで彩りました。
陳傑憲、林安可が出場しなくてもこの打線の厚み、次回も楽しみです。
余談 花蓮観光
当日11時に花蓮に着いた私。観光もかねて一泊しましたが、太魯閣(タロコ)観光できない現状何したのか、どこに泊まったのか記しておきます。
ランチは周家蒸餃へ:冷房の効いた空間でエビと肉の餃子を満喫

ポケモンGOもかねて花蓮市内を徒歩で散策していた私が歩き疲れたタイミングで選んだランチは、「周家蒸餃」。Google口コミの数で「公正包子」と迷いましたが、暑さと距離を考慮して、より近いこちらへ。
冷房の効いた店内で頼んだのは、エビ餃子と肉餃子。2つ合わせてもこの後行ったスタバのドリンクより安いのに美味しかったです。
つけダレが味噌のようなコクがありつつ、薬味でほんのりクセがあって餃子との相性抜群でした。

食べているときに雨が降り始め、結局翌日まで降り続いたためこれ以降の散策は断念しました。
花蓮名物・東大門夜市で原住民グルメと夜の熱気を体感

試合後は球場からそのままタクシーで東大門夜市へ。太魯閣観光ができなくても、花蓮の夜は驚くほどにぎわっていました。
東大門夜市には、原住民エリアがあり、そこで竹筒飯と小米酒を購入。
竹に詰めたもち米と、甘くて軽い地酒の組み合わせは、まさにローカルならではの体験。
しかもこのお店、TV番組『夜市王』で紹介されたようで、そこだけ異様な混雑ぶり。TVの影響力、やはり強いですね。
さらに面白かったのが、インカムマイクをつけた店員さんたち。
「さあ今焼き上がりました〜!」「こちらが人気の○○です!」と、まるで商品紹介番組のように客引きするスタイル。他の夜市ではなかなか見ない光景で、見ていて楽しくなってきます。
驚いたのが、お酒の屋台がかなり充実していたこと。
ビールだけでなく、バー風の屋台でカクテルを注文できるという夜市らしからぬ雰囲気。立ち飲みで花蓮の夜を満喫できるのは、大人旅には嬉しいポイントです。




カインドネスホテル花蓮:無料サービス満載で快適すぎるステイ
今回泊まったのはカインドネスホテル花蓮(康橋大飯店‐花蓮站前館)。花蓮駅から徒歩5分という便利な立地に加え、サービスも非常に充実しています。

- 24時間利用可のドリンクバー&アイスクリームコーナー
- 15時からのアフタヌーンティーサービス(無料)
- 台湾料理が並ぶ朝食ビュッフェ
- チェックイン時間前でも快く対応
- 自分で調整できる空調、浴槽あり、Wi-Fiも高速
この内容で3,510TWDは破格です。(一部屋でここ価格なので今回3人で泊まれば一人1,000TWDでした。)花蓮で宿を探している人には心からおすすめできます。
遠征観戦との相性も非常によく、リピート確定のホテルでした。

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